【講演 ①】「アメリカ薬剤師教育(Pharm.D.プログラム)から学ぶ 」
奥羽大学 薬学部 医療薬学分野 教授 中川 直人先生
【講演要旨】 私が臨床薬剤師を目指したのは薬学部教育が旧4年制のころの大学3年生の時でした。そのきっかけは、アメリカの薬剤師事情に関する雑誌の記事でした。いつかアメリカの薬剤師教育を受けてみたいと思いながら、日々病院薬剤師業務および保険調剤薬局業務に携わっていました。私からは、まず、アメリカで薬剤師になるルートについて簡単に説明します。そして、アメリカのフロリダ州にあるNova Southeastern Universityの国際プログラムに留学して学んだ内容を中心にお話しいたします。キャンパス内での講義内容および1年間の実務実習の内容をお話しします。日本の6年制薬学教育を考えるいい機会になればと思います。 【講演 ②】「米国医療における薬剤師の役割」北里大学薬学部臨床薬学研究・教育センター医薬品情報学 講師 岩澤 真紀子先生
【講演要旨】 近年、日本の薬剤師を取り巻く環境は目まぐるしく変化している。日本で行われている薬剤師業務には、米国から取り入れたものも少なくない。日米では医療制度が異なる他、薬剤師の役割や権限も異なっていることから、米国で薬剤師の臨床業務が発達した背景を理解した上で、日本社会のニーズに合った患者サービスを開拓していくことが重要である。本講演では、演者の米国での薬剤師経験を交えながら、米国の医療制度と薬剤師を取り巻く環境、米国薬剤師の職種と生涯教育制度、CDTM(共同薬物治療管理)の概念と導入ステップ、薬局薬剤師の役割と様々な薬局サービス、薬剤師外来におよび病院における薬剤師の役割等について紹介する。 2.申し込み 事前申し込みは不要ですので、当日 会場にお越しください。 どなた様でも、ご参加できます。参加費は無料です。 3.本件に関する問い合わせ 第一薬科大学 薬物解析学分野 小松 生明 (こまつ たかあき) 〒815-8511福岡県福岡市南区玉川町22番1号 TEL : 092-541-0161(内線421) FAX : 092-553-5698 E-mail:komatsu@daiichi-cps.ac.jp