1. HOME
  2. 学部・大学院
  3. 【薬学部】漢方薬学科

MESSAGE漢方薬学科長メッセージ

森永 紀 教授

漢方医薬学を通し地域医療に貢献を。

今、「未病」に対する国民のセルフメディケーションに関する漢方への意識が高まっています。病名がつく前の自覚症状に対しても治療手段をもつ漢方は、国民の医療をサポートする有力な手段。本学科では西洋医薬と日本の伝統的な漢方医薬の高度な知識を体系的に学び、通常の診療のみならず、在宅医療やプライマリケアに積極的に参加します。地域医療に貢献できる漢方・漢方薬に精通した薬剤師をめざしましょう。

博士(薬学)森永 紀 教授

FEATURES教育の特徴

日本独自の伝統医学「漢方」を体系的に学ぶ。

中国から日本に伝来し、独自の発展を遂げた伝統的医学を漢方と呼びます。漢方医学で使用される漢方薬は自然の草根木皮と呼ばれる生薬を組合せたもの。長きに渡る治療経験をもとに、その有効性と安全性が確立されてきました。そして、超高齢社会に入り、病態の多臓器化や自然治癒力の低下、「心と身体」が密接に関係して病気を発症するケースが増えた現代、世界でも漢方の有効性が注目されています。現在、多くの薬剤師は患者様のニーズに答えるべく日々の業務をこなしながら勉強会等で漢方の勉強をしていますが、本学科では在学中に漢方の専門家から時間をかけてじっくりと漢方薬について学ぶことができます。最新の医療はもちろんのこと、患者様それぞれの体質に合った漢方治療にも精通する薬剤師をめざしましょう。

教育の特徴
薬剤師の役割

日本の医師の約90%が
漢方薬を処方する時代。

今、日本の約90%の医師が漢方薬を処方しています。「未病」と呼ばれる病気の前段階のような症状に対して、漢方診療は日常的になりつつあり、専門外来を設ける病院もあるほどです。さらに、現在の医学部教育では漢方医学が必須科目に。漢方医学に精通する薬剤師への期待は今後ますます大きくなります。

特色ある科目

  • 【本草学】

    本草学とは、中国・日本古来の生薬・医学に関する学問です。本授業では、神農本草経から始まる本草学の歴史と、代表的な生薬(上品・中品・下品、神農本草経の分類)の選品、薬能について、古典を参照しながら概説します。

  • 【漢方薬理学】

    薬漢方薬理学では、漢方薬の薬能・薬効の科学的理解を深めるために、疾患の病態生理や薬効評価法を例示して、漢方処方、構成生薬、含有成分に関する薬理作用を概説します。これにより、漢方薬を現代医学のレベルで理解し、説明できる能力が身につきます。

  • 【漢方処方学】

    超高齢社会を迎え、今後も漢方薬の処方量が増えることが考えられます。このような状況下、臨床現場の薬剤師が患者や医療スタッフに有用なアドバイスをするのに必要な漢方理論、薬剤師として知っておきたい生薬、重要処方解説、漢方薬や生薬の服薬指導上の注意点など、薬剤師が医療現場で必要な漢方薬の知識について講義します。

薬学部
漢方薬学科6年
小林 響希 さん
  • 第一薬科大学を選んだ理由は何ですか?

    漢方薬学科は全国に二つしか設置されておらず、薬学科の講義内容は主に西洋薬についてですが、東洋医学にも興味がありどちらも深く学べる漢方薬学科を選択しました。また、大学で開催されるオープンキャンパスや市民公開講座での漢方の講演がきっかけで、大学生活6年間を通してもっと専門的に漢方薬の効果について学びたいと感じました。

  • 現在、どのような大学生活を送っていますか?

    現在6年生で、主に国家試験に向けた勉強を行っています。その他にも、月に数回ほど福岡市薬剤師会のお手伝いやアルバイトを週2回ほど行っています。6年生になるまではマラソン部に所属し大会に出場したり、糸島へドライブに行ったり、友達と旅行やスノボへ行き勉強と両立しながら、充実した大学生活を送っています。

  • 実際に大学で漢方を学んだ感想を聞かせてください。

    1年生の前期から漢方の講義があり、中国の歴史から長い伝統と豊富な経験を礎に作られた漢方医学を学べます。私が特に興味を持ったのが、ストレス・不安症といった精神症状にも有効な漢方があるということです。例えば、半夏厚朴湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散などがありこれらはすべてストレスに効果があります。しかし、体格や体のぼせや四肢の冷えの有無で使う漢方が異なり症状に合う漢方を使わなければ十分な効果が得られません。その他に、抗がん剤治療での副作用軽減目的で漢方が使用されたり、認知症に効果がある可能性をもつ漢方も発見されています。このように、漢方はまだまだ未知の可能性を秘めていて、新たな病気の治療薬になりえると思うと、漢方薬学は興味深い学問だと思います。

  • 将来どのようなビジョンを描いていますか?

    現在、漢方薬の需要は増え続けているので、将来は漢方薬が今よりももっと身近な薬になると考えています。ですが、漢方薬の効果や副作用についてはあまり研究が進んでいないのが現状です。薬剤師になった後は、大学で習った知識を活かして漢方薬の臨床データを集め学会発表等で有効性を証明していきたいと考えています。私の卒業論文テーマ「コロナうつ」では、西洋薬や漢方薬のうつ病に対する有効性を複数の論文のデータを比較し有効性について研究をしています。

  • 受験生にメッセージをお願いします。

    まず、第一薬科大学の入試選抜方法は複数あり、自分に合った入試方法を見つけることができます。また、立地についても非常によく、乗り換えなしで福岡の中心地博多・天神に20分以内に到着できるため薬学部としては最良の立地です。大学の先生や先輩方も話しやすい雰囲気で実習での不安や勉強の仕方、国家試験の合格プランを親身になって話してくれます。将来薬剤師として就職する際には、薬の知識+αが有利になるため、+αの部分に漢方の知識を入れて頂き、社会で大いに活躍してほしいと思います。部活・受験勉強に追われる日々と思いますが、後悔のない大学を選び、充実した生活を送ってください!

MOVIES動画で見る漢方薬学科

  • 漢方薬学科ってなに

  • 漢方薬を体験してみよう!

Link関連リンク

  • 入試情報
  • 入試情報
  • 受験生応援サイト
  • キャンパス・学生生活
  • 教育・研究活動
  • 就職支援