
第一薬科大学は福岡県からの依頼で薬用植物の調査にあたっております。県による県内の中山間地域における農業振興に向けた取り組みの一環。すでに他県では同様の取り組みが行われているケースがありますが、福岡県では初の取り組み。西日本で唯一、漢方薬学科があり、漢方に詳しい教員らがいるということで本学が委託を受けました。令和6年度に開始し、7年度も引き続き調査を実施します。
県によると、県内の中山間地域での生産に適した需要のある薬用植物の品目選定に向けた自生地調査などを行うことによって、やがては薬用植物の産地化を推進し、その地域の活力向上につなげたいねらいがあるそうです。
3月下旬に県庁で行われた会議では本学教員が県職員らにスライドで報告。6年度における調査の対象地域は県内38市町村のうち、福岡市や北九州市、添田町など10市町で実施し、リンドウやカノコソウ、シャクヤクなどの自生を確認し、栽培の可能性についても説明しました。

