第一薬科大学の薬学部薬科学科(4年制)は医療データサイエンスなどを学習できる学科。教員らは将来に向けてさまざまな資格の取得を学生らに奨励しています。4年の吉瀬拓矢さんは、一般社団法人「データサイエンティスト協会」主催の「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」(※1)に合格。吉瀬さんは「薬科学とデータサイエンスを融合し、新薬開発や健康管理の分野で新しい価値を創り出したいです」と、抱負を述べました。

学習意欲が盛んな吉瀬さんは、これまでに国家試験「ITパスポート試験」(※2)と、一般社団法人「日本ディープラーニング協会」(JDLA)実施の「G検定(ジェネラリスト検定)」(※3)を取得しており、今回の合格で「デジタルリテラシー協議会」が発行する「DX推進パスポート3(全3試験合格者用デジタルバッジ)」を獲得。ITの基礎からAI・ディープラーニング、データサイエンスの実務能力までを網羅した「デジタルスキルセット」を備えていることの証明です。
吉瀬さんは「コロナ禍でのオンライン授業をきっかけに、データ活用やAI技術への興味が高まりました」と説明。資格取得後も「本学の講義・演習で培った知見を踏まえ、今後も挑戦を続けます」と意欲を語りました。
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薬科学分野における実験・研究能力に加え、デジタル技術の素養は医療・製薬業界で一層求められます。本学では「基礎から応用へ」を掲げ、講義・演習・プロジェクトを通じてIT・AI・データサイエンス教育を強化。多面的なスキルを備えた人材を育成し、可能性を広げる教育環境を提供します。
※1 データサイエンティスト検定 リテラシーレベル
一般社団法人データサイエンティスト協会主催の「リテラシーレベル」は、ビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力の基礎を証明する資格です。ビジネスにおけるAIの適用領域や限界を理解し、デジタル施策を推進する力を養うことができます。
※2 ITパスポート試験
国家試験「ITパスポート試験」は、情報処理促進法に基づく公的資格で、企業活動におけるIT活用の基礎知識と応用力を証明します。
※3 G検定(ジェネラリスト検定)
一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する「G検定」は、AI・ディープラーニングの全体像とビジネス活用リテラシーを認定。デジタル施策の立案・推進力を養います。