令和7年12月14日(日)、本学と連携協定を結んでいる高知県立牧野植物園の植物研究交流センター(ラボテラス)において、高橋教授、大渡助教が小学生対象のキッズラボプログラムを実施しました。連携協定から3年連続、3回目の実施となりました。
テーマは「植物がどうしてくすりになるの?~漢方生薬とパプリカで科学実験!~」で、まずは漢方生薬である山薬を使って、お米から抽出したデンプンが唾液より速やかに分解される様子を実験しました。山薬は食品の「山芋」のことで、使い方によって食品が漢方薬として使えることを知りました。続いて、パプリカと、ウコンを使ってマーガリンの油を着色して、これらの野菜が油を捕まえる力があり、健康のために役に立つことを学びました。特にウコンは紫外線を当てると蛍光を放つことも確認し、これが食器の洗浄確認に使われることも学びました。
プログラムは午前午後1回ずつ、各1時間半ほどで、合わせて24組の子供と保護者の方々にご参加いただきました。子供たちは初めて触る器具に興味を持つと同時に、身近なものでもできる実験に驚きと感動を得ていたようでした。実験後にはたくさんの質問をいただきました。 また、高知国際高校の高校生4名にも、子供たちの作業を手伝っていただき、充実したプログラムを実施することができました。
今後も、本学の教育、研究の充実と地域貢献のため、牧野植物園との連携事業を積極的に推進してまいります。


