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カナダの学術交流提携校(アルバータ大学)特別講演会が開催されました

カナダの学術交流提携校(アルバータ大学)医学部薬理学教授のRoss Tsuyuki先生、および同大学の博士研究員でいらっしゃる岡田浩先生による特別講演会が、2018年11月5日に新館1階東大教室で開催されました。 Tsuyuki教授は「Public Health Benefits From A Full Scope of Pharmacy Practice」 という演題で、また岡田先生には「薬局薬剤師による患者ケア業務を実現のために~COMPASS・RxING Japan研究からの提言」という演題でご講演されました。  
  《演者:Ross T Tsuyuki教授》     《演者:岡田 浩 先生》  
  《講演の様子》     《司会進行 森内 宏志 教授》  
カナダのアルバータ州の薬局で実施されている薬剤師による糖尿病患者支援研究(RxINGRegistry)、患者支援プログラム(RxING Practice Tool/Registry)に関する内容やWebプログラムによるカナダで実施された薬局薬剤師による介入研究(RxEACH研究)によって、薬剤師の支援が患者の心疾患リスクを大きく改善したため、カナダやアメリカの学会では、薬局薬剤師による慢性疾患(糖尿病、高血圧)患者への処方権などが大きく注目され始めている現状などを紹介していただきました。現在、カナダではWebプログラムをより実用的に改良されたRxING Practice Tool/Registryの研究が実施され、このWebプログラム(日本版)を用いた薬局での研究が日本でもスタートされたところです。薬局における糖尿病患者等を支援する知識など様々なことを学ぶことができ、薬剤師の処方権をはじめ職能の拡大の意義を考えさせられた刺激的な研修会でした。薬局薬剤師、大学教職員の総勢40名弱の方々にご参加いただき、盛会に終了いたしました。(薬剤師研修センター受講シールG01-2018-L-07524:1単位)